患者さんの体験談

50代・男性 治療歴1年の患者さん

もしも両眼に発症したら…という不安から治療を決断。

近視ではあったものの、これまで眼の病気にはかかったことがなかったHさん。それが突然、右眼にフラッシュの光を浴びた後のようなギラギラした感覚と、視界の歪みを感じるようになり、かかりつけの総合病院を受診。そこで網膜静脈分枝閉塞症だと診断されたそうです。黄斑部に浮腫が認められたため、まずは腫れの状態を経過観察されていましたが、回復することなく悪化。この病気がもう片方の眼にも発症したら…という不安もあり、大学病院で治療を受けられることを選択され、治療を受けられた今は視力が回復しています。

ある日、突然感じた右眼の違和感。

もともと近視で眼鏡はかけていて、最近は老眼かなぁと感じることはありましたが、これまで眼の病気はしたことがありませんでした。それが、ある日突然、右眼にフラッシュの光を浴びた後のようなギラギラした感覚と、視界の歪みを感じるようになったのです。

最初は、何だろうと思っていたのですが、次第に歪みを感じる範囲が広くなっていって…。それで、かかりつけの総合病院を受診しました。

診断結果は、網膜静脈分枝閉塞症。

総合病院で検査をしてもらった結果、網膜静脈分枝閉塞症だと診断されました。視力をつかさどる黄斑部に浮腫が認められるということで、見せていただいた眼底の断面を映した写真でも腫れている様子が分かりました。

この時は、腫れが自然に治まることもあるからということで経過観察をすることになったのですが、見え方は日に日にひどくなっていくように感じました。

仕事でパソコンの画面も見ていてもギラつきが邪魔をして見えづらく、右眼を閉じて左眼だけで見る方がマシなくらいでした。

もし両眼に発症してしまったら大変…。

最初の受診から2週間後、再び総合病院で診てもらったところ、腫れは治まっておらず、さらに水が溜まっていて悪化しているという診断でした。そこで、この病気の場合は網膜の専門医がいらっしゃる病院がいいという勧めもあり、県内の大学病院で治療を受けることを選択しました。この時いちばんに思ったのは、今は右眼だけしか発症していないけれど、もし今後、左眼にも発症してしまったら…ということでした。両眼に発症したら、運転も仕事も、本を読むこともできなくなってしまう。それは大変な障害だ…という思いから、迷うことなく決断しました。

知識を深めることは、患者にとって必要なこと。

大学病院で治療を受けるにあたって、これからどんな治療内容になるのだろうという興味もあり、インターネットで病気や治療のことについて調べたりもしました。

先生のおっしゃることをきちんと理解するためにも、自分なりに知識を深めておかないと、と思ったからです。患者自身が知識を深めるということは、納得のいく治療を受けるためにも必要なことだと思います。

治療を受け、その後の経過は順調。

大学病院で治療を受けた後、徐々に歪みやモヤモヤを感じていた範囲が小さくなり、クリアに見える視界が広くなっていきました。

その後も経過は順調で、両眼で見ている限り、見え方に違和感はありません。今は文字を読むのも運転をするのも、私の場合は幸いにも、以前と変わらず普通にできています。

早めの治療をしたからこそ今がある。

この病気になって以降、まわりの人も積極的にサポートしてくれています。眼の血管の動脈硬化が原因の1つだということなので、妻は、脂っぽいものを控えるといったような食事の工夫をしてくれます。会社の上司や同僚も、病気のことを理解して協力してくれます。

今後、再発の可能性があることは少し不安ではありますが、視力がこれだけ戻った今は、大学病院での治療を早めに決断して良かったと思っています。もし、治療をためらっていたら、普段の生活も仕事もこれまで通りにはできなかったかも知れないわけですから。

網膜静脈分枝閉塞症の経験をした者として、同じ病気の方には、怖がらすに早めに医師に相談されることをおすすめします。

※ すべて網膜静脈閉塞性症患者さんが同様の経過をたどるわけではございません。

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